6月24日から26日までマニラで、WHO 西太平洋地域事務所(WHO WPRO)主催により開催されたCBRワークショップに参加しました。
参加者は約40名で、ワークショップの目的は2009年2月にバンコクでWHO, タイ政府、APCD(アジア太平洋障害者センター)、国連ESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)が開催した第一回アジア太平洋CBR会議の成果を西太平洋地域でフォローすることでした。
ワークショップのプログラムは、WHOによるCBRガイドライン作成に至るまでのCBRの概念の変化と到達点の紹介、各国のCBRの報告、施設見学、グループ討議と成果文書(Conclusion)の採択で構成されていました。グループ討議では、バンコクでのCBR会議の成果文書であるバンコク・コミットメントに書かれた6つの項目(意識向上・アドボカシー、能力向上、パートナーシップとネットワーキング、国の政策とプログラム開発、バリアフリー環境の創設・補助具・支援機器の提供、調査とインフォメーション管理)に関してWHO WPROが提示したアクションプラン案を基に、西太平洋地域各国での取り組
み、WHO WPROおよびドナーや国際援助機関の役割に関する修正案を話し合いました。アクションプランの最終案はWHO WPROがまとめ、西太平洋地域で実施されることになります。アクションプランの実施期間は2010年から2020年までで、2015年には中間評価を実施することが決まりました。詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/else/topics/cbr0906_ueno.html