日時: | 2010年5月30日(日)午後2時―4時半 |
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場所: | 早稲田奉仕園 6階AB |
出席者リスト: | 別紙参照 |
事務局から報告した。
配布リストに基づく、立候補者は全員承認された。
幹事については本総会後、分担を決めることとした。
監事は従来2名だが現在の立候補者は1人のみである。もう1人について後ほど検討する。
広報・啓発委員にはろうあ連盟から専門委員として入っていたので継続を確認したい、という意見があった。
承認された。
監査の森氏の代理である城まどか氏より5月24日におこなわれた監査結果を報告した。
承認された。
田口氏より、8月28日開催予定の研究会について補足説明があった。
スピーカーのひとりのナワンさんはソロにあるPT,OT学校の教員でPT,23年前に研修で来日した。2004年のインドネシア沖地震のとき支援活動に参加し、骨折した人をポシアンドゥーに搬送するなど活躍した。本セミナーでは、災害時に実際にできることは何か、即戦力をつけることなどを話してもらう。阪本氏は、ひょうご人と防災未来センター上級研究員。神戸大大学院で博士号を取得。CBRをとおしての災害時の生活支援について話をしてもらう。
内閣府障がい者制度改革推進会議での国際協力の議論についての報告
JANNETでは松井氏と中西氏が構成員となっているので、まず中西氏から報告があった。
中西:
障害者権利条約に基づいて制度改革の議論が行なわれているが、国際協力は国内課題から埋没しそうになっている。第二次アジア太平洋障害者の十年が2012に終了すると、障害者基本計画からも国際協力に関する項目がなくなってしまう。またODA大綱の見なおしの時期でもあり、以前に障害者の記述がはいっていたが、今ははいっていない。JICAによる要請主義にも問題がある。アジアの障害者の人権を考えると家族介護を大事にするAsian Valueが尊重されると障害者の権利が達成できるのかが疑問である。障害者は社会の中で自立生活を営む権利がある。
6人の構成員の合同で国際交流を議題に含めるように要望を行なった。その結果、5月17日の推進会議では外務省のヒヤリングが実施されたが、成果としては前向きとはいえない。
松井の補足:
第二次アジア太平洋障害者の十年後については、ESCAPが6月に専門家会議を開いて提案事項をまとめ、10月に予定される社会開発委員会に提出されて決まる。
上野:
6人が提出したというが、JANNETの中でそのことを知っている人はいない。JANNETの会員は途上国の現場をわかっている団体が多い。推進会議での議論が途上国の現実を離れたものにならないことを願う。
中西:
希望するなら国際協力への要望書を出してもらってはどうか。
第二次意見書へのとりまとめの時に意見を出せる。
松井:
時期をまたずにどんどん出せる。
中西:
推進会議の本部長(総理大臣)宛てにするとよい。
吉田:
環境社会配慮ガイドラインに障害のチェック項目もあるとよい。
野際:
外務省・NGO連携推進会議では、外務省と定期的な話し合いが行なわれている。外務省NGO連携支援無償では平成22年度の5つの重点課題が発表され、そのうちのひとつとして、メコン流域における保健・医療に障害が明記されている。申請資格を満たしていれば、一年あたり一億円の上限で最長3年間の事業も可能。今西氏も同推進会議に加わっている。
今西:
NGOと外務省の対話のチャンネルで連携推進が行なわれている。ネットワークからの代表として参加している。外務省への意見書はJANNETから一本化するとよい。
経緯を事務局の上野から説明した。昨年11月に1年間設置が決まったこと、年間予算は12万円で手話通訳費に主に使われるため、無償で会場を提供していただけるところを探していることについて。
5月15日に開催された第1回目の勉強会については参加した河野氏から報告した。
発表者は、バングラデシュの女性障害者のエンパワメントについて、金澤真実氏、同じく、女性障害者のエンパワメントを援助政策から発表した、島野涼子氏。
田中:
上海万博に出かけ、障害者館を訪問した。
大垣内:
タイ、チェンマイにあるヒーリングファミリー財団の支援活動を紹介。
田畑:
WBU AP(世界盲人連合アジア太平洋)の中期総会が10月29日から11月1日まで千葉で開催される。デンマークのODAによるモンゴルとラオスでの支援活動報告の企画もあるので、前後の日程でJANNETまたはコーヒーアワーで企画してもらえるとよい。
城:
さをり広場の関連活動として、6月にはVSA(ベリースペシャルアート、米国、ワシントン)が予定されている。
JOCS:
ことし創立50周年を迎える。CBRとの関連ではバングラデシュのマンメイシンで活動している。9月23日に感謝礼拝を予定しているので案内する。
総会終了後、新役員は6階ロビーに集まり、役割分担を検討した結果は次のとおり。
その後、3つの専門委員会に分かれて第一回目の専門委員会が開催された。