9月23日、戸山サンライズ中会議室にてCBR連続勉強会を行いました。今回は第3回で、「CBRにおける教育」の章(約20ページ)を、その章の翻訳に関わった古西が講師を担当しました。会場は満員で、手話通訳の方々による同時通訳も得て、熱気のある意見交換が行われました。
「教育」というと障害のある人が受ける義務教育が想像されますが、この章では、CBRを実践する手段としての教育的活動からCBRを学問として取り扱う大学院教育のシステムまでという流れで話が展開されます。
本の中ではCBRの人材を育成するためのトレーニング・コースについての具体的な事例が紹介されていますが、同じようなカリキュラムを活字で比べてみても堅苦しい勉強会になるかと思い、動画でフィリピンやバングラデシュにおけるトレーニングの様子などを紹介して会を進めました。
参加者の皆さんからは、それぞれの関心や実践活動の経験を踏まえたご意見とご質問をいただきました。CBRについてはNGOでの実践活動を行っている訳ではない私にとって、大変ありがたい勉強をさせていただきました。CBRを様々な観点で分析して述べた本書を今回のような連続勉強会で活用していくことは、大変意義のあることであると思いました。