JANNET障害分野NGO連絡会 メールマガジン 第262号 8月号 2025年8月29日発行 ―目 次―  トピックス 〜第27回「リハ協カフェ」登壇報告〜 1. 職業リハビリテーションを学んで?黄金期はこれから 前 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 副統括研究員 春名 由一郎 インフォメーション 1. 国連障害者の権利条約(UNCRPD)締約国情報 2. グローバルフェスタJAPAN2025 ★JANNETの「ブース出展」が決まりました!★ 2025年9月27日(土)・28日(日) イベント情報 1. 第28回「リハ協カフェ」 2025年9月30日(火) 2. 第47回「総合リハビリテーション研究大会」 教育を総合リハビリテーションの観点から考える 〜 特別支援教育とこれからの教育を改革するために 〜 2025年12月20日(土)、21日(日) トピックス 〜第27回「リハ協カフェ」登壇報告〜 1. 職業リハビリテーションを学んで?黄金期はこれから 前 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター 副統括研究員 春名 由一郎 ※去る2025年7月31日に開催した、(公財)日本障害者リハビリテーション協会主催『第27回「リハ協カフェ」』にてご登壇いただいた内容を、まとめていただきました。     【はじめに】 今回、退職を機に、日本の職業リハビリテーションの中核として作られた障害者職業総合センターでの30年の調査研究についてお話しする機会をいただきました。 【ICFの視点と現場の手応え】 私の職リハの学びは、ICFの幅広くダイナミックな視点で、現場の最先端の実践の調査分析から得られたものです。調査・分析結果からは「障害者の職業上の課題の多くは合理的配慮や専門支援で軽減・解消できる」ことが一貫して確認できます。「障害者は働けない」「企業の負担が大きい」という見方は、配慮や支援の普及が十分でない現状を平均的に捉えた結果にすぎません。作業設計の工夫、人事方針の明確化、通院への配慮、治療と仕事の両立支援などが整った職場では、多くの方が力を発揮しています。支援も就職前で終えず、就職後まで本人と企業の双方を支える総合的な形が有効です。 【現実と法制度のギャップ】 日本の企業や就労支援現場では、障害者が仕事で活躍できる支援ノウハウが蓄積し、支援人材も育っています。その一方で、日本の法制度は依然として障害者を一律に「働けない・負担」とする解像度の低い見方で、現実に追いついていません。メンタルヘルス、難病・慢性疾患、神経多様性など配慮や支援を必要とする人は増えていますが、古い発想では企業・社会の負担の限界で支援対象とできなくなってしまいます。障害者権利条約が労働の権利を求めても、現行の設計では「仕事ができない」と見なされる人に、生産性相応の処遇を実現しにくいのが実情です。 【包摂社会に向けた解決の三本柱】 一方、諸外国の最近四半世紀を見ると、現実に即した法制度の転換がほぼ完了しています。第一に、合理的配慮があれば問題なく仕事で活躍できる障害者の存在を法制度に明確に位置付けます。合理的配慮のノウハウを共有知として企業の標準業務に位置付け、安心して自己申告できる仕組みを整えれば、負担増を伴わずに働ける層は確実に広がります。第二に、合理的配慮の範囲を広げる公的支援を社会的投資として位置付け、職場整備や通勤、試行雇用、支援技術など現場のボトルネックに的確に投資します。第三に、配慮を尽くしても企業負担が大きい最重度障害者にこそ重点的な就労支援の対象とし、専門人材と多分野連携による一般就業の道や賃金補填など、現実的な選択肢を用意します。これは少数者への特別扱いや支援する側とされる側のパイの奪い合いではなく、誰もが障害や疾病にかかわらず活躍できる包摂社会・包摂経営をめざすという発想に基づくものです。 【後発優位】 日本の職リハの黄金期はこれから。これは私の実感です。日本の障害者雇用企業や就労支援の現場には、先端の知見と人材がすでに育っており、支援者研修や地域支援体制の整備が進められています。法制度とのギャップの解消についても、既に諸外国の成功例と注意事項が豊富に参考にできる状況で、今こそ「後発優位」を活かせる絶好の位置についています。   【おわりに】 合理的配慮とは、業務や配置、時間や手順、機器や情報の工夫により、過重な負担なく働けるようにする工夫の総称です。これを企業の標準業務に位置付け、就職前後を通じた総合的支援と組み合わせれば、働ける人は必ず増えます。分断ではなく連携を、平均像ではなく個の状況を??「誰もが人間として生き、社会が発展する」ための専門性として職リハの黄金期がすぐそこにきています。   ******************************************************************************** インフォメーション 1.国連障害者の権利条約(UNCRPD)締約国情報 (関連サイト:http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/right.html) 署名国・地域数164/ 締約国・地域数 193 (2025年8月末現在) https://treaties.un.org/Pages/ViewDetails.aspx?src=IND&mtdsg_no=IV-15&chapter=4&lang=en 2. グローバルフェスタJAPAN2025 ★JANNETの「ブース出展」が決まりました!★ 2025年9月27日(土)・28日(日) 「グローバルフェスタJAPAN」は、国際協力活動、社会貢献活動、SDGsなどに取り組む官民様々な団体が一堂に会する国内最大級の国際協力イベントです。 今年で第34回目になる「グローバルフェスタJAPAN2025」では、屋内と屋外を会場とするリアル(対面形式)と、どこでもご視聴いただけるオンライン(配信形式)を両立したハイブリッド形式で開催します。 私たち一人ひとりの「プラス1」の行動が、持続可能な社会への道を拓きます。 あなたの一歩が、世界を変える力になる。 あなたも「プラス1」の国際協力へ一緒に参加しませんか? ★今年はJANNETの「ブース出展(新宿住友ビル 三角広場)」が決まりました! ぜひ皆様、ブースに遊びにいらしてくださいね!★   <開催概要> 日時:2024年9月27日(土) 10:00-17:00、 9月28日(日) 10:00-17:30(予定) 開催テーマ:「世界を変える、あなたの一歩 〜プラス1の国際協力〜 」 実施形態:リアル(対面形式)とオンライン配信形式(特設サイト)を両立したハイブリッド形式 場所:リアル会場:【屋内】新宿住友ビル 三角広場(〒163-0290 東京都新宿区西新宿2丁目6?1)          【屋外】新宿中央公園 ファンモアタイムひろば(水の広場)(〒160-0023 東京都新宿区西新宿2丁目11) オンライン:下記特設サイトに当日オンライン会場を設置します。「オンライン会場はこちら」ボタンよりご参加ください 入場料:無料 主催:グローバルフェスタJAPAN2025実行委員会 URL: https://gfjapan2025.jp/ 事務局:グローバルフェスタJAPAN2025実行委員会運営事務局 株式会社ライノ ・コネクト内 Mail:globalfesta_info@plan-sms.co.jp    イベント情報 1.第28回「リハ協カフェ」 2025年9月30日(火) 日本障害者リハビリテーション協会の国際委員会では、国際協力分野において障害分野の課題に取り組んでいくため、情報発信を継続し、関係者への情報提供を行うべく、2020年8月よりリモートによる報告会「リハ協カフェ」を隔月で開催してまいりました。今回は第27回目の開催です。 第28回は、宮原 秀彦氏(コクヨKハート株式会社/コクヨ株式会社働き方改革推進総務部)より「みんなでいきるをつくる」、また伊藤 智典氏(公益社団法人 日本理学療法士協会 理事/同 国際事業課 課長)より「四半世紀ぶりの日本開催、世界理学療法連盟学会2025を終えて」についてご報告いただきます。 関係者以外にも広くご参加を募ります。皆様のご参加をお待ちしております。     ◆日時:2025年9月30日(火)13:30〜15:15 ◆会場:リモート開催(Zoom) ※要約筆記が入ります。 ◆主催:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 ◆共催:障害分野NGO連絡会(JANNET) ◆参加費:無料 ◆定員:100名 プログラム(敬称略) 13:30-13:35 開会挨拶 吉田 正則(日本障害者リハビリテーション協会 常務理事) 13:35-14:15 報告1 「みんなでいきるをつくる」 発表者:宮原 秀彦氏(コクヨKハート株式会社/コクヨ株式会社働き方改革推進総務部) 14:15-14:25 質疑応答 14:25-15:05 報告2 「四半世紀ぶりの日本開催、世界理学療法連盟学会2025を終えて」 発表者:伊藤 智典氏(公益社団法人 日本理学療法士協会 理事/同 国際事業課 課長)           15:05-15:15 質疑応答 15:15    閉会 *プログラムの内容に変更がある場合がございます。ご了承ください。 【発表者プロフィール】 ・宮原 秀彦 氏 (コクヨKハート株式会社/コクヨ株式会社働き方改革推進総務部) 2016年11月、54歳で小脳出血を発症し、突然障がい者となりました。手術を経て一命は取り留めましたが、右手の不自由さ、歩行困難、バランスの悪さ、視覚の問題など、運動機能に大きな影響を受けました。当時は自分だけでなく、家族も大いに困惑したことと思います。 現在も高次脳機能障害による「疲れやすさ」や「激しい物忘れ」といった症状と日々向き合っています。それでも「普通に、楽しく生活したい」という願いを胸に、地道な訓練を続けています。物忘れが激しいため、時間はかかっても一つひとつ丁寧に取り組むことを心がけ、できることを増やしていく日々です。おかげで現在は杖で歩行でき、左手で手すりをつかめば階段も降りられるようになりました。 所属はコクヨKハート株式会社。BPOの業務として「コクヨ株式会社 働き方改革推進総務部 」の仕事をしています。特にセキュリティカードの貸し出し業務を、パソコン操作とコミュニケーションで行っています。hidehiko_miyahara@kokuyo.comです。 新深江オフィス2階で勤務し、火曜午前中は6階作業ブースでインクルーシブデザイン家具の企画のオンライン定例会議に参加しています。オフィスでは避難訓練にも積極的に参加したいですし、防災への意識も高く持っています。 通勤には阪急電鉄と大阪メトロを利用しており、Transreport Japan社の介助リクエストWebアプリなど、公共交通機関のバリアフリー化の動きにも注目しています。 宮原の経験と学びを共有することで、障がいのある人もない人も、誰もが自分らしく輝ける社会を考えるきっかけとなれば幸いです。 宮原(みやはら)https://note.com/ikiruwotukuru hidehiko.miyahara@gmail.com           ・伊藤 智典 氏(公益社団法人 日本理学療法士協会 理事・同 国際事業課 課長) 日本で理学療法を学び、イギリスの大学院で公衆衛生・健康増進の修士号を取得。 国内の病院勤務を経て、2004年からエチオピアの大学で教員として活動(JICA海外協力隊)。 軍病院やマザーテレサの家、国境近隣の村など、障害を持つ人が住みやすい環境整備にむけたコミュニティベースの活動を推進した。 2011年から理学療法士の学術・専門職組織、日本理学療法士協会でプロジェクトの企画、運営などに携わる。2023年から同協会の職員兼任理事に就任した。 また国際組織、World Physiotherapyのアジア西太平洋地区の執行委員、障害分野NGO連絡会(JANNET)の監事、日本障害者リハビリテーション協会の国際委員を務める。 障害を持つ人も持たない人も、皆が平和で幸せに生きることが出来る世界の実現を目指している。 【申込方法】 以下のサイト、またはFAXにてお申し込みください。 https://www.jsrpd.jp/cafe28/ 申込受付:2025年9月29日(月)15:00まで ※情報保障が必要な方は、9月19日(金)までにお申し込みください。 定員になり次第、締め切りとなりますので、ご了承ください。 お名前、ご所属、ご住所を明記の上、手話通訳、要約筆記、テキストデータなど必要があれば申し込み時にお知らせください。 参加登録された方へZoomのURLをお送りいたします。 【お申し込み、お問い合わせ先】 《公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 国際課》 担当:村上・仁尾(にお) 〒162-0052東京都新宿区戸山1丁目22番1号 TEL: 03-5273-0601   FAX: 03-5273-1523    Eメール:kokusai@dinf.ne.jp 2.第47回「総合リハビリテーション研究大会」 教育を総合リハビリテーションの観点から考える 〜 特別支援教育とこれからの教育を改革するために 〜 2025年9月30日(火) これまで「教育リハビリテーション」の実践は、特別支援教育を含む障害のある子どもの教育について、その役割を果たしてきました。一方、次期学習指導要領に向けた検討では、不登校や不登校傾向の子ども・学習面や行動面で困難を示す子ども・日本語を家であまり話さない子どもなどの増加を受け、多様な児童生徒を包摂し、一人ひとりが全人的に発達し、豊かで幸福な人生を実現する方向性を示しています。 そこで、障害者権利条約や子どもの権利条約の理念をふまえつつ、今日的な教育課題を総合リハビリテーションの観点からとらえ、社会参加と豊かな人生および共生社会の実現を進めていきたいと考えます。ぜひ、多くの方々のご参加をいただけますよう、お待ち申し上げます。     【第47回「総合リハビリテーション研究大会」】 教育を総合リハビリテーションの観点から考える 〜 特別支援教育とこれからの教育を改革するために 〜 ホームページURL  https://rehab-hp.normanet.ne.jp/2025/ ◆日時:2025年12月20日(土) 10:00-16:20、 12月21日(日) 10:00-16:45 ◆会場:戸山サンライズ 2階大研修室 (東京都新宿区戸山1-22-1) ○最寄り駅:大江戸線若松河田駅、東西線早稲田駅 会場地図 https://www.ww100006-hp.normanet.ne.jp/tizu.htm ◆参加費:一般3,000 円、学生1,000 円(介助者等の参加費は無料) ※手話通訳、要約筆記、点字資料、テキストデータ(視覚障害・読字障害等のある方)あり        ◆主催:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 ◆後援(一部依頼中):(順不同) 内閣府、厚生労働省、文部科学省、国土交通省、経済産業省、(福)全国社会福祉協議会、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構、日本障害フォーラム、(公社)日本リハビリテーション医学会、(公社)日本理学療法士協会、(一社)日本作業療法士協会、(一社)日本言語聴覚士協会、全日本特別支援教育研究連盟、(公社)日本社会福祉士会、(公社)日本精神保健福祉士協会、(公社)日本介護福祉士会、(公社)日本義肢装具士協会、日本職業リハビリテーション学会、全国障がい者生涯学習支援研究会、全国特別支援学校長会、全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会、東京都、東京都教育委員会、新宿区、新宿区教育委員会、東京都公立高等学校長協会、東京都中学校長会、東京都公立小学校長会、東京都立特別支援学校長会、東京都特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会 ◆生涯学習:日本作業療法士協会生涯教育制度基礎研修ポイント 日本言語聴覚士協会生涯学習ポイント 《大会プログラム》(順不同・敬称略)*プログラムは予告なく変更することがあります。 □12月20日(土)  受付開始 9:30 10:00〜10:15 主催者あいさつ (公財)日本障害者リハビリテーション協会会長 炭谷 茂   10:10〜11:20 基調講演「教育を総合リハビリテーションの観点から考える 〜特別支援教育とこれからの教育を改革するために〜」 松矢 勝宏(東京学芸大学名誉教授、本大会実行委員長) 11:30〜12:30 鼎談「これからの教育の改革に向けて」 菊地 一文(弘前大学大学院教育学研究科 教授、全日本特別支援教育研究連盟 副理事長) 山中 冴子(埼玉大学教育学部 準教授、全国障害者問題研究会 研究推進委員) 松矢 勝宏(東京学芸大学名誉教授、本大会実行委員長) 12:30〜13:30 昼休み 13:30〜14:10 各コーディネーターからの紹介 4つのセッションの大会テーマとのつながり  1 「不登校の理解と支援」         伏見 明(東京都教育庁 都立学校特任相談役)  2 「発達障害の理解と支援の実際を考える」 藤野 博(東京学芸大学 教授)  3 「進路選択支援の実際と課題」      田中 裕一(神戸女子大学 教授)  4 「障害者の生涯学習支援の実際」     松矢 勝宏(東京学芸大学 名誉教授) 14:20〜16:05 セッション1「不登校の理解と支援 〜不登校経験者の報告から学び、支援のあり方を考える〜」 趣旨:近年、不登校の児童生徒数は、増加の一途にある。本セッションは、不登校は、本人にどのような状況をもたらすのかなどについて不登校経験者等の報告を基に捉え、本人が置かれている状況を周囲が理解し、その状況を変えるためにはどのような場や支援が必要なのかなどについて、フロアの参加者とともに考察する。 話題提供者:不登校経験者(10代大学生)、 不登校経験者(10代大学生)、 不登校・ひきこもり経験者(50代男性)、 不登校経験者の親、 井村 良英(認定NPO法人育て上げネット 執行役員) コーディネーター:伏見 明(東京都教育庁 都立学校特任相談役) 16:10〜16:20 次回開催地挨拶 □12月21日(日)  受付開始 9:30 10:00〜11:45 セッション2「発達障害の理解と支援の実際を考える 〜本人主体によるサードプレイス(第三の居場所)の実践を通して〜」 趣旨:家庭、学校・職場に次ぐ第三の居場所である「サードプレイス」の意義が今日注目されている。本セッションでは、発達障害のある人々が安心して自分らしく社会参加できる場としてのサードプレイスの実践例を発達障害当事者より紹介し、参加者と意見や情報の交換を行う。 話題提供者:関根 礼子(当事者、NPO法人ネスト・ジャパン)、 綿貫 愛子(当事者、NPO法人東京都自閉症協会、世田谷区受託事業みつけばハウス) コーディネーター:藤野 博(東京学芸大学 教授) 11:45〜12:45 昼休み 12:45〜14:30 セッション3「進路選択支援の実際と課題」 趣旨:小学校入学、高校進学、就職決定は、障害がある人が大きな決断を求められる時期だが、その決定のプロセスにおいて、保護者や教員が当事者の思いや考えをくみ取ることが多く、当事者の意思表明や意思決定の支援が不十分な場合が見受けられる。そこで、進路選択の際の当事者支援の実際と課題、今後の方向性等をディスカッションする。 話題提供者:当事者(大学生)と親、 当事者(放課後等デイサービス事業所 職員)、 小出 隆司(全国手をつなぐ育成会連合会 副会長、静岡県手をつなぐ育成会 会長)、 関哉 直人(関哉法律事務所 弁護士) コーディネーター:田中 裕一(神戸女子大学 教授) 14:40〜16:25 セッション4「障害者の生涯学習支援の実際」 趣旨:この研究大会で初めてテーマとして取り上げる。障害者権利条約の第24条の教育条項では、「障害者を包容するあらゆる段階の教育制度及び生涯学習を確保する」としている。 わが国においても学校卒業後の障害者の生涯学習支援施策が進展しつつあるが、最近の支援の実際について取り上げ、そのあり方を共有したい。 パネルディスカッション1 「相模女子大学と相模原市との連携によるインクルーシブ生涯学習プログラムの開発と実際」 話題提供者:武部 正明(相模女子大学 准教授)、 インクルーシブ生涯学習プログラム開発協力チーム(当事者及び学生、卒業生) コーディネーター:松矢 勝宏(東京学芸大学 名誉教授) パネルディスカッション2 「障害者の生涯学習支援の実際とこれから」 話題提供者:手塚 由美(一般社団法人輝水会 代表理事)- 地域におけるスポーツ活動、 工藤 傑史(東京福祉大学 専任講師)- 卒業生同窓会による若竹ミュージカル活動、 松矢 勝宏(東京学芸大学 名誉教授)- 特別支援学校卒業生の大学オープンカレッジ コーディネーター:藤野 博(東京学芸大学 教授) 16:35〜16:45 閉会挨拶 ◆お申し込み 申し込み方法などについては、以下のURLからご覧ください。 https://rehab-hp.normanet.ne.jp/2025/47moushikomi.html   ◆お問い合わせ 「第47回総合リハビリテーション研究大会」事務局 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 (公財)日本障害者リハビリテーション協会内 TEL:03-5273-0601 FAX:03-5292-7630 E-Mail:rehab@dinf.ne.jp         編集後記 8月29日の時点で、東京2025デフリンピック開催まで、あと残り79日となりました。国外からアスリートや関係者、応援者など、たくさんの海外の人たちが来日される、国際一色の大会となります。 手話言語はそれぞれ国の手話言語があります。それでは、国境を越えてどうコミュニケーションを取るのでしょうか!? きこえる人たちの国際場では、英語で話される事が一般的ですね。そうなると英語手話かな?と思いがちですが、国際手話になります。この国際手話はどの国にも所属しない手話となります。 全日本ろうあ連盟は、昨年より“国際手話及び手話言語通訳者と協働通訳”の研修会を開催し、先日の8月21日を最後に、研修を終えました。 研修を受けた方々は、デフリンピック本番に緊張していると聞いています。 それだけ、しっかり任務を果たそうとしている気持ちが伺えます。国際手話通訳者や手話言語通訳者にも是非ともエールを送ってください!   (嶋本 恭規/JANNET広報・啓発委員長) JANNET事務局では、会員の皆様よりメールマガジンに掲載する国際活動に関する情報を募集しております。団体会員様のイベント情報などありましたら事務局までご連絡ください。 JANNET障害分野NGO連絡会  〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会内 【JANNET事務局直通】 TEL:03-5292-7628 FAX:03-5292-7630 URL: https://jannet-hp.normanet.ne.jp/ 以上